英語で学ぶコンピュータ・サイエンス特別編に参加しました
英語で学ぶコンピュータ・サイエンスには昨年7月に小学生の娘と初参加して以来、
英語教育の観点から協力団体としても度々参加してきましたが、
今回は、シアトル・東京・福岡から講師が集結して講義するという特別編でした!
英語でまなぶコンピュータ・サイエンスvol.2 特別編 Debug
参加申し込みの時点で人気過ぎて抽選だったため、
お誘いしたお友達も当選したり落選したりと色々でした。
(特別編でなくてもまたチャンスはあるのでチャレンジしてみてくださいね)

↑会場のfgn.(旧大名小学校)へ向かうところ
対象は小・中学生ということでしたが参加者は小学生がほとんど。
4人1テーブルに座り、困ったときにはメンター(サポートするスタッフ)2名が教えてくれます。
講師はコンピュータ・サイエンスの分野で実際に研究・実践している3名のエンジニアの方々ととても豪華!
AmazonやGoogleなど誰でも知っている企業での経験もあるようなメンバーで、子どもたちも喜んでいました。
そしてこの講義、英語で進められます。
「英語で、しかもコンピュータ・サイエンスなんて難しい内容、わかるの??」
と疑問に思われるところですが・・・
もちろん、そう簡単にわかりません(笑)
大学生にだって難解な内容もあります。←もちろん私にも!
ですがそれを、いかに子どもたちが・・・
・興味が持てるような導入にできるか
・想像できる例えに変えてヴィジュアルで見せるか
・実際に体験して実感できるか
・飽きずに楽しく参加できるか
というアイデアを練りに練って、作り上げたイベントになっていました。
英語のレベルも様々。
ネイティブや帰国子女から、英会話教室に通っている、あるいは英語経験がなさそうな子もいたようです。
その子たちがそれぞれ楽しく学べるように、テーブルのメンターの方々が日本語で優しくサポートしている姿をずっと見ていました。娘と娘のお友達はそのメンターの方にとても懐き、嬉しそうにしていました。
英語がネイティブレベルでも、講義を全て理解するのは困難です。
そんな中でも、
「自分の欲しい情報だけキャッチしよう!」
「わからなかったらわかる人に質問してやってみよう!」
という前のめりな姿勢で楽しむ子どもたちが多くいました。素晴らしいことだと思います。
日本はどうしても、なんでも理解していないといけないという考え方が根強いと思うんです。
けれど、全て完璧に理解してテストで100点採れることよりも、
問題解決に必要な情報だけピックアップして、目的にフォーカスするという技術がむしろ
これからの時代必要になってくると思っています。(自動車のエンジンの仕組みを理解してなくても、運転出来ますよね。理解は後からでもOKだというくらい寛容になって良いと思うんです。)
そういう力が身につくな…!と感じる空間だったことは間違いありません。
娘と私はこれからも継続して参加していきますし、
また周りのお友達も巻き込みたいですね。
全ての子におすすめというわけではなく、これをどう活かすか?という”イベントの先にあるもの”に興味のある親子におすすめしたいです。
PCやタブレットの操作に慣れていた方が良いと思いますし、わからなくてもその場を楽しむ!というメンタルが必要です。
また、親が「今日どうだった?わかった?」と雑な質問をするのは賢明ではありません。子どもが困ってしまい、わからなかったことにフォーカスされてしまうからです。
具体的に、子どもが答えやすい質問をしてあげたいところですね。
「英語が難しかったのによく頑張ったね!」
「盛り上がってたみたいだけどクイズが一番楽しかった?」
「テーブルの先生はどんなこと教えてくれた?」
のように。
(↑これは子どもが学校から帰ってきたときも同じですよね。)
私たちの英語教室のお子様たちが、
英語そのものを勉強するのではなく、
こういった「英語で○○をしよう」というイベントに参加して楽しく学べるよう、
まずは”英語”、”コミュニケーション”そして”考え方”の基礎作りをしていきたいです。
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最近、小学校中学校でのあり得ない実話を聞きます。
先週は驚きと怒りで涙が出そうになりました・・・
体罰はもちろんのこと、教師が子どもを攻撃したり、贔屓をしたり、
マインドコントロールするようなことは絶対に許せません。(私も高校時代、英語の先生からクラス全員の前でバカ扱いされて以来、そうかもしれないと信じてしまっていた経験があります)
先生もクラスも学校も、当たり外れはあるし、運に左右されるかもしれないんです。
学校が全てだと、その善し悪しに影響されやすくなります。
だからこそ学校の外で、自分たちが共感する活動をしているコミュニティに親子で参加することで、居場所ができ、選択肢が増え、視野も広がります。
何かに躓いたときに、子どもにとっても親にとってもセーフティネットになり得るのです。
世界はもっともっと広いし、
素敵な人たちだってたくさんいる。
「ちゃんとあなたたちのことを愛してくれる大人はいるよ」
「仕事ってこんなに楽しいんだよ」
「失敗してかっこわるい時もあるけど、こうやって挑戦するのも悪くないよ」
そうやって実践している大人たちの考え方に触れて、子どもたちが明るい未来を切り拓いていけるようにしていきたいです。
リチャード朋子